徒然日記 2007 fin.

2007年に日本からシルクロードを通ってアジア・ヨーロッパまで自転車で行ってきました。その時のB-logです。行動の記録と写真をlogって家族・知人に現在地を連絡するのに使っていました。現在は無事に帰国しています。右中段のArchivesから記録がたどれます。

木曜日, 8月 30, 2007

154日目(Alat - Turkmenabat)

 この日はウズベキスタンをでて、不思議の国トルクメニスタンに入国しました(ガイドブックには緩い北朝鮮のような国とある・・・)。トルクメニスタンで旅行するには普通旅行会社をとうしてガイドを雇い、訪れる場所を当局に連絡してから旅行開始になるのですが、なぜかトランジットビザ(5日間有効、人によってはもう少し多く日数を貰えてるようです。ロシア人は7日もらったとか。)では、トランジット期間中なら自由旅行ができるという不思議な国です。

Dep820
→945 国境[入国手数料 12$ ?]1230
→1530 Turkmenabat

Hotel[10$]
夕ごはん[20000 ?? Mn]

 国境でウズベクの出国検査中に、検査官(←見るからにあやしい)が絡んできました。「レギストラッツィアが足りない!問題だ!(ぷろぶれ~む!)」とニヤニヤしてます。アパの家などに泊まっていたので当然全宿泊分のレギストがあるはずありません。ガイドブックにここの出国検査は厳しいとの情報があったので、ま、こんなもんかなと、検査官のおっさん(←あやしい)とやりあうことに・・・・。

 「レギスト=滞在登録なのでひとつの街で一回すればいいじゃん。それに泊まったホテルではレギスト書いてくれなかった所もあった。俺の落度じゃないよ!」みたいな論調でにこやかに対抗。おっさん(←あやしい)はニヤニヤしながら「滞在日数分のレギストがないのはプロブレ~ム」と言って通してくれません。

 そうこうしているうちに、おっさんは「罰金US700$じゃ!」とおどします。で、「そんな金もってない。持ってたらこんな国境くるか」と日本語で切れるフリをしました。しばらく、おっさんの前で座ってまたされました。私が強気な対応をしているのは、レギスト制度が古いソ連時代の名残なので当局はそれほど重視していないのと、ウズベクでのこの手の違反は国外退去になるという情報を事前に仕入れていたからです。これから国を出ようとしているので国外退去なんて怖くもなんともありません。ってか早く出せ!ってな感じです。

 そのうち、おっさん(←あやしい)は「US30$で通してやる!」っと言ってきました。やっぱり賄賂の要求が目当てだったようです。ちょっとニンマリです。「賄賂は払わない!なぜなら私は日本人だから」というYMOの∞のコントのような返答をしときました。お互い表面上はニコニコしながらタヌキのだましあい状態に突入です。

 ついにおっさん(←あやしい)は「6000smで通してやる!」と破格の値段を言ってきました。(およそ600円)。グラっと心が揺れましたが、この時、なにやら国境があわただしくなって越境しようとしていた人々はいったんオフィスから外へだされてしまいました。なにごとかと思ったら役人と軍人が通過していきました。どうやらVIP対応だったようです。せっかく6000smまできたのに~と歯軋りです。

 で、オフィス再開後、再びおっさんの前の座ったら、なぜだかすんなりと通してくれました。賄賂もなしです。この日本人と遊んでいても時間の無駄だと悟ってくれたようです。国境は時間に余裕を持って超えるべきですな~と徒然。














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